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映画「告白」

昨年の本屋大賞を受賞した作品「告白」を観てきました。
面白かったーーー!!
今年観た映画の中で一番面白かったです。
原作読んで映画を観ると、どうしても物足りない気分になることが多いのですが、映画版「告白」も原作に勝るとも劣らない出来だったと思います。
いや〜、松たか子が良かった!!
大人陣の役者さんはみんな良かったけど、でもやっぱり松たか子が一番すごかった。
原作はずっと誰かの視点による語り口調で進んでいくので、一体映画ではどう表現するんだろうと思っていましたが、上手く映像に落とし込まれていたと思います
それでいて原作をかなり忠実に再現していてすごいと思いました。

以下ネタばれですのでご注意を。














最初の10〜20分?くらいずーーーっと松たか子演じる主人公の語りも、原作と同じくそのままだったのがちょっとびっくりした。
原作を読んだ時も始まり方にびっくりしたけど。
物語自体は全く楽しくないお話です(念のため)。
皆どこか狂っていてむしろ気分の悪くなる人もいるかも。
でも湊かなえさん(全然関係ないけど同姓同名の人が中学の時にいた……別人ですが)の話の構成力が素晴らしくて、充分エンターテイメントとして読めました。
映画では原作以上に森口先生 VS 修哉少年の構図が色濃く出てたように思います。
最後の方はちょっと冗長かなとも思いましたが、松たか子の
どっかーーーん」には痺れたよ!!

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プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』を観てきました。
全く眼中になかったのですが、友達が大絶賛するので観に行きましたでよ。

感想。
……まぁ、なんだ、うん、ハリウッドですね。
盛りだくさんなアクションとCG処理。
お金かかってんなぁ〜、ありえねぇ〜、ご都合主義ぃ〜

いやでも、たまにはこういう映画も良いかもしれないですね。こういう映画は家で観るとますます面白くなくなってしまうし。(←何気にこきおろした言い方(^^;))
ウィキってみたところ、ゲームが元になった映画だったことが判明。物語はゲームとは関係ないということですが、なんとなく納得しました。

しかし自分でも、自分がどういうタイプの映画が好きなのかよくわからなくなってきた。観たいと思う映画ってほとんどがフィーリングですし。
でもハリウッドバリバリのアクションはもういいや、という感じに落ち着いてる今日この頃。ハリー・ポッターも興味がなくなってきてるし。
まぁ、でもスター・ウォーズとかインディ・ジョーンズをやるというなら、中身がどんなにアレだという噂があろうとも観に行ってしまうんですが。子どもの頃の影響力はすごい。

以下、ナンセンスな突っ込み。(だって突っ込みたい)

・王様は争いごとを嫌う慈愛に満ちた優れた統治者として描かれているが、ある日、突然街で拾った血の繋がらない、どこの出かもわからないような子どもを、気に入ったからって自分の養子にするとか、どんだけ愚かなんかと。二人も男児がいるくせに。せめて家来にしとけっちゅーに。争いになるに決まってるじゃんか。
・案の定、次男と主人公は仲悪く描かれてるわけで。長男ともなんとなくわだかまりがあるわけで。
・いや、そもそも主人公が孤児で、突然王に拾われ王子になるっていうあの設定がなぜ必要なのか理解できなかった。最初から王子でも無問題じゃね?
・ていうか、次男と主人公の仲悪い設定もいらなくない?仲良しで、父親が殺される→主人公に殺人容疑が掛かる、の方がドラマ性があるような。

・物語の胆になる短剣がチャッチすぎる件。おもちゃ並み。しかも時間を戻すやり方が剣の塚の先のスイッチを押してとか……もうちょっとなんとかならんかったんか。
・お姫様は噂どおりの美女!!しかし性格はウザい。
・変装するためのその服はどっから調達した。(しかも何回も)
・黒幕(ラスボス)がすぐにわかる件。悪人面過ぎる。
・終始アクションで飽きてくる。主人公は不死身。お約束。
・ピンチなのにラブシーン→そして足元すくわれる。お約束。
・どうせならお姫様の国を攻める前まで時間を戻すべきでは?(無理なのかな?)
・最初と最後に出てくる運命がどったらこうたらの詩がダサい。訳文がよくないのかも。

音楽は良かったです。アラビアンな雰囲気の曲が好きなので好みでした。
あとエンドクレジットで歌っていたのはビョーク!?かと思ったらアラニス・モリセットだったみたい。どっちにしても豪華。
ケチョンケチョンに言ってますが、間違いなく大作ですよ!アクション満載で気分爽快です。

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アリス・イン・ワンダーランド

5月いっぱいで仕事の案件がひと段落し、出向先から戻ってきました。
あーーーーー、本当に辛かった。いや、出向先自体はわりと良い所だし、今回は一人ではなかったのでなんら問題はなかったのですが、とにかく体調がどんどん崩れていって、過食してまともな生活サイクルから外れて行く自分をいつものごとく制御できませんでした。
出向してると簡単には休めないのと、やっぱりどうしても気疲れというのがあるなと思います。←自社に戻ると激しく実感する。

そんなわけで気持にも余裕が出きたこともあり、映画「アリス・イン・ワンダーランド」を観てきました。
久しぶりの映画です。調子が悪いという指標
1. 服などのファッション系の買い物をしなくなる
2. 映画を観なくなる(←これを克服したい)
まぁ、週末家から出なくなるので当たり前といえば当たり前か……。観れて良かった。

以下、感想とも呼べない感想。

アバターに続き、私にとっては2作目の3D作品でした。正直、アバターは席が悪すぎて(前から2番目orz)しんどかった思い出の方が強いです。あれ上映時間も長かったし。
今回はバッチリ、いちばん良い席と言っても過言じゃない場所で見ることができて、3Dを存分に楽しめたと思います!
3Dだと料金が若干高くなるので、最初は3Dじゃないのが良いのですがとか時代に逆行したことを販売員さんに言ってる始末でしたが(アバターがよっぽど懲りたらしい)、その映画館では3Dでしか上映はしてないと言われて断念。でも結果的に良かったと思いました。あの迫力はなんだかんだで楽しい!

「アリス・イン・ワンダーランド」は、原作の不思議の国のアリスとは時間軸が違っていて、20歳の大人になった(子どもっぽかったけど)アリスの話でした。
何と言ってもティム・バートンの世界観が素晴らしい!に尽きると思います。
私自身は3DもCGもあまり好まない時代逆行人間だったりしますが、あの世界ならばやはりCGでとことん創り上げた世界の中で、現実世界を忘れさせてくれる奇想天外さを楽しむべきだなと思いました。

以下、叫び。

・女王様の演技に惚れるわぁ〜。首をはねておしまい!!
・アリスなのに、まさかのジョニー・デップ主役にワロタ
・( ゚∀゚)o彡゜チェシャ猫!チェシャ猫!
・チェシャ猫良すぎる!大好きだ!モフモフしたい!どこに行けば会えますか!?!?

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永遠のこどもたち
今年第2弾の映画は「永遠のこどもたち」
パンズ・ラビリンスで一気にファンになったギルレモ監督作品です。パンズ・ラビリンスの監督ってだけで全然事前情報なしに観に行ったので(まぁ、いつものことですが)、よもやこんな話とは・・・となりました。
この映画どうジャンルわけされるんだろうか・・・。サスペンス的な演出なんですが、親子愛?でも作中に落とされるヒントみたいなものを拾っていかないとよくわからない状態に陥ります。辛うじて、現実的な部分はそういうことなんだ、と私は納得できたんですが、でもなぜ?と思うところが多数残っていて・・・。
シックス・センスが好きな方はこの映画も気に入られると思います。話は全然違うけど、シックス・センスを髣髴させられるのは間違いないかと。

あらすじ
主人公ラウラは少女時代を孤児院で過ごすが、ある日引き取り手が現れ、孤児院の友達と別れる。その後大人になったらラウラは養子として向かえた子供、シモン(シモンは自分が養子であることを知らない)と夫と共に、今は廃屋となった孤児院へ戻ってきて、障害のある子供たちを引き取って再び孤児院を再開しようとする。シモン自体もエイズにかかっており、将来は約束されていなかった。
シモンには友達がいるのだが、ラウラたち大人には見えない。想像をするのが好きなラウラも最初は子供の妄想だと思っていたが、見えない友達と交流するシモンにラウラは次第に不安を覚えるようになる。
そんなとき、怪しげな老婦人が現れ・・・



以下ちょっとネタバレあるのでお気をつけを。



顔にひどい傷を負ったトマスという子供が、孤児院の他の子達にいじめられて洞窟に置き去りにされた、そこから復讐、というのはわかるのですが、洞窟に置き去りにされた事件の前にラウラは既に孤児院を去っており、それに加担してないのになぜラウラとシモンは標的にされなきゃいけないんだろう・・・。
シモンが行方不明になった理由がわかったとき衝撃を受けましたが、でもシモンを誘ったのはトマス?だし、この親子をこういう目に合わせたのは子供たち・・・ですよね。
なぜラウラが悲劇にあわなければならなかったのか理不尽に感じました。私が読み取れてない、という可能性が大なんですが、とりあえず目を凝らして2回か3回くらい見ないとわからないのかもしれない、と思える映画でした。
ラウラのシモンへの愛は脱帽。でもなんでそこまで?養子なのに・・・とちょっと思った。う〜ん、なんかすごい重要なところをまだ読み取れてないような気がします。
オカルトホラーっぽい演出にビクってなりっぱなしでした・・・。こえーよ。でも最後は感動的なんですよね。ラストはやっぱりパンズ・ラビリンスを思わせられる感じです。
それにしてもこの監督絶対日本のアニメとか漫画が好きと思われ。パンズのときも思ったけど、今回の布とかお面で顔を隠す子供とか20世紀少年を思い出さずにはいられなかったでよ!
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チェ 28歳の革命
新年最初の映画は『チェ 28歳の革命』
んが、不覚なことに・・・3分の1くらいしかまともに見れてません。
理由→寝てしまった(死)
つまらなかったから?
NO!!
ていうかつまらないとか判断できるほど見てないという・・・。
私が疲れていたんです。
その日姪の家に行って、遊んであげて、レイトショーでチェを観に行ったんですが、それが間違いだった。
子どもの相手をするのって本当に疲れる!見くびり過ぎてました。
レイトショーといえどもったいないことをしてしまった。

ラスト3分の1を見ての感想なので甚だ遺憾でございます。すみません。でもせっかく観に行ったので感想を。


日本では「チェ・ゲバラ」の名前で有名な南米の革命家、エルネスト・ラファエル・ゲバラの半生を描いています。この映画は2本立てでして、1月末に『チェ 39歳 別れの手紙』が公開されます。1作品目はもちろんゲバラの起こしたキューバ革命が描かれていました。といっても私は名前は聞いたことがあるくらいで、ほぼノー知識でした。時代が違う、というか、『実録・浅間山荘』を見たときも感じましたが、“近くて遠い時代”の出来事にあてはまるので、自分で調べない限り、詳しく半生など知る機会がない、という人です。
南米では現在でも熱狂的に人気のあるチェ・ゲバラ(チェは愛称らしいです)。映画は生々しく革命の描写がされていましたが、ドキュメンタリーではありませんでした。ドキュメンタリーを期待していたわけじゃないんですが、チェ・ゲバラは主人公であり、英雄として描かれているので、知識のない私が客観的な歴史的判断を持つのには適さない映画だと思いました。
たぶん近日公開される2作品目の別れの手紙も、カストロとの友情などが美しく描かれてるような予想をしてます。
こういう実在の人物を大河ドラマみたいに、その人物の視点からだけで描かれるのはあまり好きじゃありません。特に近代の戦争とか革命とかそういうのだと余計に。
私の思考がこの時代と錯誤してしまって上手く受け入れられない、というのもあるのかもしれませんが。
でもチェ・ゲバラという人が、とんでもなくカリスマだったことは間違いないのだろうな、と思いました。
キューバは結果的に現在も共産国ですが、北朝鮮よりは国としてまともに機能してる気がするし、何が良くて何が悪いかを考えるには自分の知識がなさ過ぎる、という感じです。

2作品目を観るかはちょっと微妙かな。
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グーグーだって猫である

あなたに会えて本当によかった

『グーグーだって猫である』を観てきました。
動物モノを見るのは久しぶりだと思います。アニメでもなくCGでもなく実写。でもグーグーは動物モノというよりは主人公麻子さんと猫の話。主人公麻子はこの話の原作者である漫画家、大島弓子のことであるのはいうまでもなくなのですが、私はこの漫画家さんの漫画を読んだことがありません。有名なのは知っているのですが。大学のゼミの先生が大島弓子が好きで、この漫画家の漫画は詩みたいだよーと言ってたのを覚えています。
出演者がとても良かったです。とにかく良かったのは小泉今日子。人見知りで優しいちょっと変わった天才漫画家、という役柄がものすごくマッチしてました。流れる時間がゆっくりに感じたり、穏やかな気持ちになったりしたのは間違いなく小泉今日子からかもし出される雰囲気だったと思います。そしてアシスタント役の上野樹里。上野樹里は実力のある女優さんだなぁと。のだめとルカ(ラスト・フレンズ)の役の違いっぷりには感心しました。可愛いし、演技力もあるし、とても好きな女優さんの一人です。今回の役柄はどちらかというとのだめに近いですが、でももちろんのだめではなく、ナオミというグーグーでの役柄を準主役としてステキに演じられてました。あと加瀬亮とか森三中とかかなりツボな配役でした。
でも何と言っても誰を差し置いても一番映画に貢献しているのはもちろん!グーグー(猫)ですよ!!あの(可愛すぎる)破壊力!!けしからん可愛さ!!グーグーが出てくるだけで観客が笑うし、なんだか自分もデレデレモードでヤバイ・・・。
グーグーは麻子さんが2匹目に飼った猫。グーグーと、初めて飼った猫、サバと、漫画家麻子さん、個性豊かなアシスタント、気になる人、物語として大きな流れがあるといった映画ではありませんが、すごく良い映画です。麻子さんの妄想なのか、所々不思議な世界が繰り広げられます。グーグーがメス猫を追いかけるところでは可笑しなSEが流れたり。
あーーーーーー猫飼いたい!!!!!!と絶対思うはず(笑)
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闇の子供たち

闇の子供たち

8月の話ですが、ここのところご無沙汰していた映画鑑賞再開の一作品目に見たのが『闇の子供たち』という映画でした。小劇場ながら満員立ち見状態で、仕方なく時間をずらすことに。かなり注目の集まってる映画だったようです。私もめざましTVで紹介されたのを見て、これは観よう、と決めてました。

映画の舞台はタイ。タイの裏社会で横行する子供の人身売買や臓器密売を扱った映画です。タイトルからして暗い映画だと思わせるには充分ですが・・・、なんというか・・・見終わった後の率直な感想は「えー(困惑)」でした。
色々と消化不良。演出があまり好きではなかったです。台詞が少なかったのは敢えてなのかわかりませんが、そのわりに描写すべきところが映画としての媒体を生かしきれてなかった気がします。伝わってこない部分があった感じでしょうか。
日本人の俳優はともかく(江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡などかなり豪華)タイの俳優さんの演技をもう少しなんとかできなかったものか・・・。台詞の言語が日本語でなくとも、俳優さんの演技に一貫性がなくておかしいと浮いてしまうものです。現実に売春や臓器密売は行われている、という部分を浮き彫りにしている、とは言い難く(変に演技演技した部分がある)、でも私としてはそういうのを期待していたようで、なんだか冷めてしまう瞬間がちらほら。
江口洋介(役名忘れた・・・)の最後に暴かれた真実はどんでん返しなのか?どんでん返しをしなければいけないテーマの映画だろうか?人間の闇に迫っているというなら、あまりに中途半端な描写だったと思う。私にはとても唐突に感じました。
んー、やっぱり消化不良です。期待もあっただけに。
ボロクソ言ってますが、まぁ、問題作であるのは確かかな・・・。でもどうだろう。こういう闇の世界って日本をまたいでタイやその他、貧しい国と繋がっていてスケールが大きいはずなのに、それがなかった。ある場所のある組織、というところで終わってしまっていた。こういうテーマは変に物語にしてしまうよりドキュメンタリーとして伝えていく方がいいのかなぁ。
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告発のとき

アメリカが目を背けた衝撃作

「告発のとき」を観てきました。
映画館で予告を見たときからこれは観よう、と思ってた映画だったので、早々に前売りを買ったにもかかわらず、結局観たのは最終日の最終時間・・・。
それでも諦めないで見逃さなくて良かったです。興味深く、考えさせられる、などのお決まりな文句は当然のことながら、最初に予想していたストーリーと180度と言っていいほど違う展開だったことに意表を突かれたのと、予告から想像し、こういう映画なのだろうとほとんど信じて疑っていなかった自分のステレオタイプ的な考え方に、釘をさしてくれたと思います。

予告ではイラク戦争絡みの話であることを伝えており、軍から失踪した息子の行方を、真実を求めて探す父親という構図、さらに“アメリカが目を背けた”“実話に基づく”のキーワードが私の関心を惹きました。
この時点で、私は失踪したとされる息子は本当はアメリカ軍の過失により死に至り、軍から父親に「息子さんは名誉の戦死をされました」的ことを言い渡されるも、その真相に不審を抱き、息子の失踪、死、の真実を求める父親。しかし巨大な相手である軍=国家。更にその真実はやり切れない残酷さで父親に返ってくる、という話の展開が出来上がってました。いずれにしても、反戦、正義とは、といったテーマ、メッセージがあることは疑ってませんでした。

イラク戦争に志願した息子を持つ父親、ハンクにある日突然「イラクから帰還した息子さんが軍から脱走し、失踪した」と告げられる。息子、マークは正義感が強く、誠実で、軍人だったハンク(父親)に憧れを抱き、自らイラク戦争に志願した。その息子が脱走?しかも帰還したアメリカの地で脱走するなどと、どうしても納得がいかないハンクは、自ら息子が帰国しているはずの兵舎のある地へ赴く。
ハンクは退役軍人であり、愛国心、正義感、男らしさなどを誇りに思っている。彼は息子が寝ていた部屋や持ち物を見たり、同じ小隊だった兵士に話を聞くも、やはり失踪など納得ができない。彼は持ち出しを禁止されている息子の携帯電話をこっそり基地から持ち出す。しかし携帯は壊れていて中のデータを見れない。その道のプロ?に頼んでアングラなやり方でデータの抽出を依頼することに。
なんとか息子の行方を掴みたいハンクは地元の警察にも協力を求めるが、軍人の失踪は管轄外とあしらわれる。しかし息子、マークは最悪の想像を通り越した無残な姿で発見される。遺体はバラバラに切断された上に焼き捨てられ、しかも数十箇所に上るナイフの刺し傷の後があった・・・。

多少の違いはあれど、ほぼ想像通りに展開していく内容。でもどこか掴みどころがない。そんな感覚がありました。

ハンクの息子が殺されたと知った地元警察の女性刑事、エミリーはハンクの執拗さに苦手さを感じながらも、自分も一児の母(シングルマザー)であること、確かにマークが殺された経緯などの報告は疑問を感じることなどから、彼女自身の正義感も手伝い、次第にハンクに協力的になっていく。
ところが中々進展しない。明らかに軍は怪しいのだけれど、真相に届かない。掴みどころのなさが増していくのは例の携帯に残っているデータでますます増大。いくつかの動画が入っているも、修復が難しく、依頼主からは細切れでハンクの元に送られてくるのですが、どう考えても真相にたどり着く手がかりのはずなのに、よくわからない・・・。なんの動画なのか?何を伝えんとしているのか?
はじめ、失踪したと連絡があったとき、帰還したときに、というのに違和感を感じました。なぜアメリカで?もしかして本当はイラクで何らかの事件に巻き込まれ死んでしまったのを隠蔽するためにそんな虚偽を?と思っていたのですが、息子の遺体が発見された辺りから、どうも帰還してから何者かに殺されたというのは間違いない感じがしてきました。でもやっぱりなぜ帰還してからなのだろう?という疑問が残ります。
話の中でマークは薬物に依存しており、メキシコ人(イラクへ行けばアメリカ国籍を与えられるということで、アメリカに住むメキシコ人などが多く派遣されている)との薬物売買の運び人をしていた、殺されたのはそれがらみのトラブルがあったのでは?と軍から言い渡されるのですが、もちろんハンクはそんな話は信じられない。よもや息子が薬(やく)など!という思いがあります。ところが仲間の兵士たちに息子の事を聞くと、正義感が強い、本当に軍人らしい、と評価されているけれど、薬をやっていたとほとんどの者が証言する。他の兵士も、自分も含め、多かれ少なかれ誰でもやってると言う。
軍に信頼を寄せ、兵士の規律を信じるハンクとしては信じられない、信じたくない話。更に、エミリー刑事が様々な証拠からマークの同隊の兵士たちを疑っていることにも、仲間がそんなことするわけがないと跳ね除ける・・・。

展開は進んでいるはずなのに、ミステリアスに包まれたストーリーなのに、それを紐解いて、謎が解き明かされていき、それはどんな内容であれ、見るものにカタルシスをもたらす筈なのに、そうならない・・・。

そして、マークが殺された真相がわかった後も、マーク殺害の誰が、どのように、という物的なことはわかっても、どうして?というその心理に答えは出ない。
真実は私の想像ストーリーよりずっと痛かった。

キャストが豪華で、脚本、演出、全てにおいて完成度が高く、心に迫ってくるものがありました。静謐な雰囲気なのにこの掻き立てられるものはなんなのだろう。
何より、歴史の中の戦争、今現在、世間で報道される戦争、戦争だけに絞らなくても、政治、宗教、貧困、ナショナリズム、そういったことに無関心でいないでいたいと思っていた自分の姿勢は、その実、恐ろしく単純な構図でしか捉えられていないことに恥ずかしさを感じました。
「告発のとき」
どこかで物語性を期待していたのだと思う。もちろん実話に基づく話だけれど、しっかしとした脚本があり、ストーリーは展開されていく。だけど、辿っていった感覚はあっても、昇っていった感覚は全くない。
様々なとらえ方ができると思う。単なる反戦映画ではないし、アメリカ批判に終始しているわけでもない。近代の戦争(現代の戦争?)はどこに(誰に)何をもたらし、及ぼしているのか。それで自分自身はどう向き合うのか。
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パンズ・ラビリンス

だから少女は幻想の国で、永遠の幸せを探した

今回はファンタジー映画「パンズ・ラビリンス」を自分勝手にレビューしようと思います。
この作品はぜひやりたかったので漕ぎ着けて良かった。
基本的にネタバレありでレビューしようと思ってますのでお気をつけを。
レビューレビューと連呼してますが、レビューというよりは自己満足感想です。よろしくお願いします。

しつこいようですが(すみません)、昨年観た映画の中で私の中のBEST1映画がパンズ・ラビリンスです!
小シネマでやっていたのはスペイン映画だったからかな?ファンタジー映画としてのクオリティーはすごく高かったです。わりと似たような時期にハリー・ポッターも見たけど(5作目の不死鳥の騎士団です)、ごめん、ハリーよりよっぽどパンズの方が良かった!!(あくまで個人的意見です。)
しかしファンタジーなのに子供向けか?と言われたらちょっと戸惑う…。
というが、のっけからPG-12という記載が公式で出てます。はじめ、それに気づいたときはファンタジーなのに年齢制限!?エロなのか?それとも暴力表現がひどいのか?となりました。
・・・暴力表現の方でした。というかR-18だと性的表現、いわゆる18禁というやつですが、PG-12というのは12歳未満は保護者同伴で、という意味で、だいたい暴力的表現がキツイからみたいですね。でもとりあえず年齢制限があるのは間違いないので子供向けとはいえないか。
だけどストーリーとしては、私はもし自分が小学生だったとしても観たかったと思います。

そんな年齢制限ありにもかかわらず、主人公は小学校5、6年生くらいでしょうか?黒い瞳が印象的な可愛い女の子です。監督はもう少し年齢の低い主人公を考えてたそうですが、オーディションでこの子に惚れ込んで脚本を書き換えたそうです。そのくらいとてもスクリーンに映える女の子だと私も思いました。
舞台は、1936年から1939年のフランコ政権下におけるスペイン内戦。フランコ政権の下、山にこもるレジスタンス(テロリスト)を殲滅すべく、派遣された部隊の将軍に一人の女性が嫁ぎに来ます。
女性はすでに将軍の子供を身ごもっていましたが、この物語の主人公オフェリアはこの将軍に嫁ぐ女性の、前の主人の子供で、つまりオフェリアは遺児であり、将軍にとっては血のつながらない、ぶっちゃけて言えば“邪魔な子”なわけです。その辺はオフェリアもわかっていて、この将軍が嫌い。母親の言うことにもなかなか従えませんが、それでも母親は妊娠中の身。嫌だけれど、母親と一緒に将軍の元へ行くことになります。
んで、その駐屯地へ行く途中で怪しげなトンボみたいな生き物を見て、オフェリアは「妖精?」などといってにこやかについて行こうとするのですが、明らかになんか怪しいんですけど!!西洋の妖精は時としてあんな姿なのか!?(どうも西洋的妖精の概念は日本の妖怪?というか悪い妖精というのもあるみたいです。)
将軍の下で母親は主治医などにも見守られ、安心して子供を生め、と言い渡されますが、オフェリアにとってはやはり居心地が悪い。母親は優しいけど将軍には逆らえないし、味方がいない。そんな中、オフェリアは再び例の妖精を見かけ、着いていった先で、迷宮の番人(?)パンに会います。
このパンもまた見るからに怪しいんですが!!悪役っぽいけど不思議な感じのする風貌。けど、私がオフェリアの年齢だったら逃げ出してます…。パンはオフェリアが昔々、楽園の迷宮から地上へ消えてしまった姫だと言い、姫であることを確かめるためにオフェリアに3つの試練を出します(←このあたりがお約束)。
また駐屯地の隊員たちのために下働きをしているメルセデスという女性がオフェリアを理解し、オフェリアはメルセデスのことを慕うようになります。ところが、メルセデスは実はレジスタンスと通じていたのでした。

というのがさわりのあらすじです。
PG-12なのは将軍のせい。こいつがかなりの凶悪。オフェリアに対して邪険なのはわからなくもないですが、妻に対しても一応いたわってるようで、実は目的は自分の子供。自分の子供さえ無事生まれてくれたらどうでもよさそう。
つかまったレジスタンスに対しては容赦ないし、濡れ衣で殺されてしまった農民も。
ありえない横暴さで駐屯地は恐怖政治状態。
この映画もファンタジーの法則をしっかりのっとって、まず、
主人公オフェリアが不遇な環境にいる。
オフェリアは本好きで夢見がち。
母親は優しいけど、そんな夢見がちなオフェリアに早く大人になりなさい、とお決まりなセリフ。
人間ではない、不思議な“もの”との対面。
3つの試練。
試練中にちょっと出来心を出してしまいピンチに陥るオフェリア。この3つの試練は内容としてはわりとありきたりなのですが、ビジュアルがいい!
パンとオフェリアのやりとり(3つの試練の進行)と、軍隊VSレジスタンス、母親の出産など現実(大人の世界)の部分がうまく融合されて話が進んでいきます。

私はそれまで楽しんでてもラストの部分でこけると全体的にB級と判定してしまう方なのですが(20巻以上買い続けて読んでた漫画を、最終巻読んで即行全巻売ってしまうとか)、このパンズ・ラビリンスというお話は最後の展開で奮えました。3つの試練、最後の試練の本当の意味、乗り越えたオフェリアに待ってるもの。幸福。オフェリアの笑顔。
悲しくて悲しくてちょっとの間放心状態になりました。
ファンタジーであると同時に内戦下であるということもしっかり描かれていたのが素晴らしいと思います。その中で生きる。大人も子どもも。機会があれば、ぜひ観て欲しい映画です。
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クローバーフィールド -HAKAISHA-

観てきました!
とあるニューヨークの夜、日本への転属が決まり、赴任することになった主人公(?)ロブのために、大勢の仲間たちがサプライズ・パーティーを開く。そのパーティーの最中、突然、とてつもない爆音が聞こえ彼らが屋上へ行くと、まるで爆撃を受けたかのようにニューヨークの街がパニックに陥っていた。

これは前宣伝かなりやってましたね。私もめざましテレビで取り上げられてたのを見ました。
アメリカではその宣伝手法が鮮烈で話題を集めたようですが、日本ではその鮮烈宣伝手法を宣伝して話題を集めたような…。
どっちにしろ私みたいなのに興味を抱かせたので戦略成功なのでしょう。
で、
感想ですが、これはけっこうキます。
全く知識無いほうが楽しめたかな〜と思ったり。
かなり前になりますが『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』という映画ご存知でしょうか?3人の学生が魔女が出ると噂の森を取材、ドキュメンタリー製作?か何かのために(だけどわりと遊び感覚)その森に入っていくのですが…―――という話。
この映画はネットを使っての宣伝と、撮影方法の手法で、超低予算ながらものすごい復興収入を上げたというので有名なのですが、この映画を低予算じゃなくて、はじめからバリバリお金かけて、ハリウッド大作映画にしたのが『クローバーフィールド -HAKAISHA-』といっても過言ではないと思われます。映画の撮影手法はまんまブレア・ウィッチ・プロジェクトと同じで出演者が撮ってる設定。実際ほとんどの場面出演者が撮ってるみたいです。画面が揺れるので人によっては気持ち悪くなる人がいるかもしれません。ブレア・ウィッチ・プロジェクトよりはキレイに撮られてるというか、カメラの性能がいいのか、マシだと思いましたが。(ちなみに私は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』も映画館で観ております。気持ち悪くなるほどではなかったけど、酔うなぁとは思った。)
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と違うのはホラーではないということでしょうか。『クローバーフィールド -HAKAISHA-』の方はアクションと言っていいかな…。出演者がアクションするわけじゃないけど、たぶん分類するならアクション。だけど臨場感バリバリなので怖いです。監督いわく、アトラクション感覚で観る映画とのことでしたが、確かにそうかもと思いました。ストーリーはあって無いようなものなので。新しい映画の見方といえば見方かもしれない。手法は2番宣旨ですが。
この映画は好き嫌いはっきりわかれると思いますが、私は楽しめましたデスよ(映画の内容は楽しくないですよ!そりゃー、大変です)。
でもこれだけは言っておきたい!
この映画に興味があって見ようと思ってる人は絶対映画館で観るべきです!!
DVDも出てるけど、ライブや舞台は生で観ると100倍感動する!というのに少し近いです。さすがに100倍とまでは言わないですが、臨場感が売りなので、この映画はDVDだと面白さが半減どころか3割くらいになってしまう気がします。大画面、サラウンド、これは外せないかと。
色々理不尽な映画ですが、興味のある方はぜひ映画館でご覧あれ。
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